ピアノの3本のペダルの役割について

こんにちは。ピアノ講師の角岡里緒です。

皆さんはグランドピアノの下についているペダルの役割をご存知ですか?

ペダルは3本ついていて、全てに違った役割があります。

1番右のペダルはよく使っている方もいるのではないでしょうか?

ラウドペダル(ダンパーペダル)

といって、音が伸びるようになるペダルです。ピアノ弦の響きを止めているダンパーという抑えが弦から離れることによって音が消えなくなるのです。ただしずっと踏みっぱにしていると音が濁ってしまうので注意しましょう!

左側のペダルはアップライトピアノのペダルと同じような役割なので分かりやすいと思います。

ソフトペダル

といって、響きを弱める役割があります。鍵盤とハンマーアクションが少し右にずれることによって、叩く弦の数が1本減る仕組みになっているのです。そのため音量が小さくなり、もちろん音色も変化します。アップライトピアノのソフトペダルは、役割は同じですが仕組みが異なります。

最後に真ん中のペダルです。これは少し分かりにくい機能になっています。また、アップライトピアノとは違う役割なので、あまり知られてないでしょう。

ソステヌートペダル

といって、ペダルを踏んだ時に押していた鍵盤のダンパーだけが下りなくなり、ペダルを踏んでいる間、音が止まらずに伸びる機能があります。なかなか使う機会がないペダルです。

是非次のレッスンで試しに踏んでみてください(*^^*)

■関連ブログ
ピアノの仕組みーペダルの種類と意味①〜グランドピアノのペダルの仕組みとその使い方〜
ピアノの仕組みーペダルの種類と意味②〜アップライトピアノのペダルの仕組みとその使い方〜
ペダルの意味と重要性について

角岡里緒
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)

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