指の訓練はピアノ上達の近道!〜ピシュナ教則本の特徴と効果

こんにちは!木山音楽教室、ピアノ講師の滝まりなです。

どんな分野でも、最初は基礎を固める!と言われますよね。
ピアノにもいろいろな「基礎練習」の教則本があります。

自分に合ったものを選ばないと、手を壊してしまったり、なかなか演奏に活かされなかったりと、かえって遠回りになってしまうこともあります。テクニックは一朝一夕に身につくものではありませんが、早いうちから習慣化することで着実に憧れの曲に近づくことができますよ。

いろいろな教則本の中でも私のおすすめは、ピシュナの『指の訓練のための練習課題』(60の練習曲)です!

ピシュナは19世紀に活躍した、チェコ人の作曲家・ピアニスト・教育者です。いくつか作品を残している中でも、今ではこの練習曲集が、重要な教則本として知られています。

冒頭にあるような、鍛えたい2つの指を動かしながら残りの指で鍵盤を押さえる訓練は、指の独立にとても効果的です!

例えば、1の指でシ、2の指でレを押さえながら、4、5の指でソラソラ・・・と繰り返すものなど。押さえている音は、保持音といいます。

️1〜7番までを進めていくと、右手も左手も、すべての指が独立して均等に扱えるようになっていきます。

また、この『指の訓練のための練習課題』の導入的な立ち位置に、『リトル・ピシュナ 48の基礎練習曲集(60の練習曲への導入)』というものもあります。

保持音なしの練習から始まり、少しずつ保持音に慣れていくことができます。

こちらは2つとも、有名なハノンの教本と違い、右手と左手で異なる練習になっていたり、1小節ごとに全音でなく半音ずつ上がっていく(ドで始まる練習では、次の小節の最初の音はレでなく、ド♯になります)ので、ハノンよりも少し難易度の高い教本といえるかもしれません。

いろいろな教材がありますが、木山音楽教室のレッスンでは1人1人の手の大きさや進み具合、目指すテクニックに合った教則本をご紹介しています。

小さな生徒さんには、ハノンより先にバーナムを導入して、指の動かし方に慣れてもらったり、ハノンとピシュナを併用したり。

バーナム導入書。絵やタイトルで、動きのイメージがつきやすいです。

また上級の生徒さんには、ピシュナと同じく保持音を使ったかなり難易度の高い訓練で、最近話題になったドホナーニの『指の練習』もおすすめしています。

指の訓練はやみくもにこなすのではなく、1つ1つの練習の「意味」を理解して進めることが上達の近道です!

身につけたテクニックを意識して曲に活かしつつ、地味な練習も楽しみながら取り組めることが理想ですね😊

滝まりな
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)