テーブルミュージックによるソルフェージュレッスン

こんにちは。ピアノ講師の滝まりなです。

ピアノを演奏するにあたって大事なソルフェージュ(楽譜を正しく読むための訓練)は、少人数のグループでレッスンを行うことがあります。

グループレッスンでも普段は「リズムとソルフェージュ」のリズムや視唱の課題をやったり、「小学生のためのおんぷワークブック」や「ジュニアクラスの楽典問題集」の問題を解いたりしていますが、せっかくのお友だち同士でのレッスンなので、みんなで協力しあってリズム感を学べる課題に取り組んでもらうこともあります。

最近のレッスンでは、色々な形のリズム課題を考えて定量的に記す+演奏する、というのを実践しています。

例えばティエリー・ドゥ・メイという現代音楽作曲家の作品で、「テーブルの音楽 Musique de Tables」というものがあります。

これは3人1組で、テーブルと手だけを使って演奏します。テーブルをこすったり叩いたり、また指ではじいたり、あらゆる音の素材とさまざまなリズムを使って演奏するのですが、3パートの間でフーガのようにモチーフがずれて現れたり、また反対に何度も起こる繰り返しの中でぴったり揃ったりするのが難しいけど楽しいポイントです♪

特徴的なのはその楽譜で、音価(音の長さ)の表し方は通常と同じですが、音符の符頭(たま)が●、○だけでなく、▲や∩など見慣れない記号になっている箇所があり、これが手をどのように使って音を出すのか、という指示になっているのです。

例)✴︎:デコピンのようにテーブルを指ではじく
例)小さな◆:人差し指でテーブルを叩く

生徒さんには「テーブルの音楽」の説明をして冒頭部分の練習をしたあと、この楽譜の書き方に倣って「リズムの作曲」をしてもらいました。

音価ごとに色分けしたカードに、手の動かし方が分かる音符の記号を書き込み、1拍を表拍、裏拍と区切った4分の4拍子の小節の中に、パズルのようにカードを組み合わせて、2小節の「テーブルの音楽」を作ります。4分音符を3つに分けた「3連符」のカードも入れて、かなり難しい仕上がりになりました!

あとはそれぞれ作った曲をたくさん練習してテンポを上げ、1人の生徒さんが作った曲をみんなで揃えて演奏したり、または3種類の曲を作って3人で同時に演奏してみたり…楽しく取り組みながら、読譜の訓練とリズムの理解につながったようです😊

今度はプラスチックカップを使った音楽「カップス」で、記譜の方法を考えるところから始めて作曲に挑戦してもらう予定です。いろんな動きで出せる音の幅がぐんと広がり、やりがいのある面白い課題になりそうです。

カップスの例題:どんな楽譜が出来上がるか楽しみです♪

滝まりな
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)

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