経験が音楽になる

こんにちは。主宰の木山舞子です。

子供たち、夏休みが終わってしまいますね😢 私も子供の頃は、8月も下旬になると、なんとなく物悲しくなったものです。2児の母となった今は、、学校開始がとにかく待ち遠しい😆

夏休み、普段出来ない事にチャレンジした生徒さんも多いのではないでしょうか?

ピアノ講師をしていると、ひとりひとりの生徒さんを毎週、それも何年にも渡って、親戚のおばさんのように(笑)見守って行くことになりますが、その経験からいうと、やはり夏休みを境に心身共に大きな成長が見られることが多いです。不思議ですね。

私は生徒さんに、もちろん沢山練習してはもらいたいのですが、同時にもっと沢山の物をみたり、聴いたり、経験したりして欲しいと思っています。

レッスンの中でもひとつのイメージを伝えるために、様々な例えを使う事があります。

それは「ここはクレッシェンド」とか「ここはスタッカート」などと伝えるよりも、より自発的で自然な表現をしてもらうために、そして演奏を「自分ごと」として感じてもらうために、イメージで伝えることはとても大切です。

でも、色々な表現を駆使しても、そもそもそれを知らなかったら出来ないのです。

どうしたら良いかというと、、とにかく沢山のことを経験しましょう。

まずは身体を沢山使いましょう。

ここはトランポリンみたいに、ここは助走をつけて思い切り踏み切ってジャンプするみたいに、ここは三点倒立するみたいに、、などと、演奏時の体の使い方を伝える事が良くあります。

遊びも色々してみて下さいね。夏といえば花火でしょうか。ここは線香花火の火花がパチっていうみたいに弾くんだよ、という例えも良く使います。

そして、読書をして、映画をみましょう。

クラシックの音楽で、狩の角笛のモチーフなどが良く出てきます。狩の角笛、ときいて、ヨーロッパの貴族の狩の光景を思い起こせるでしょうか(日本の狩とは違うんですよ!)。読書好きだった私はブルグミュラーの「狩」を弾きながら、いつも「ナルニア国物語」の場面を思い起こしていました、、、本好きならわかるはず!本は知識の宝庫です。一見お勉強とは関係なさそうな物語であっても、家、もしくは日本にいては分からない知識を素晴らしいイマジネーションと共に授けてくれます。

そして、何より、たくさんの美しい景色を見て、感じましょう!

海や山の自然。広々した景色や、もっと近くのさりげない草花。知らない街。どれも実際に経験しないと感じられない空気や感動があります。

ぜひ、沢山の引き出しを持ちましょう!

先生に何か言われた時に、すぐにイメージを取り出して結びつけられるようになれば、上達します。そしてそれを、自分で楽譜を読むときにも自発的にできるようにする。

私は、まずそのイマジネーションが、音楽の演奏を楽しむために第一に大切なことかなと思います。そしてモチベーションを枯れさせないためにも、このイマジネーションが何より大切です。

みなさん、沢山のことを経験しましょう!

全ての事が糧になりますよ☺️

木山舞子

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