声楽/ボイトレレッスンの内容②

こんにちは。声楽/ボイストレーニング講師の下倉結衣です。

「声楽/ボイトレクラスのレッスンってどんな事をするの?」とご質問頂く事がありますので、前回の初心者の方向けに続いて、今回は声楽/ボイトレ経験者向けのレッスン内容を少しご紹介いたします。

前回お話しした通り、私のレッスンでは、
1. ストレッチ
2. 呼吸練習
3. 発声練習
4. それぞれの課題曲
の順番で進めていきます。

これは初心者も経験者も同じなのですが、経験者の方には、これまでどういった経験を積まれたか、どのような事を意識して歌っているか等、詳しくお話を聞かせて頂き、その上で上記のレッスンを組み立てていきます。

(1〜2は初心者の方向けと同様ですのでここでは割愛します。前回の内容をご参照くださいませ♪)

3. 発声練習
ハミング(鼻声のようなイメージ)で声の響く所をイメージし、リップロールや巻き舌で、口周りの筋肉をほぐしていきます。初心者の方はシンプルな音階を使用した発声練習を行いますが、経験者の方はさらなるテクニックを身につけて頂くために、少し複雑な音階を用いて様々なバリエーションの発声練習を行います。

レッスン例)「aeiou」の母音を使って様々な音階で歌う→母音の響きを揃える
レッスン例)1オクターブの音階で上下下降する→声の俊敏性を高める

4. それぞれの課題曲
以上のように声のウォーミングアップをしてから、練習曲(コンコーネ50番)を使用し、音程の正確さや、細かい音符や音の跳躍を歌えるようにテクニックを身につけます。どのようなフレーズであっても、レガートで無理のない発声を身につけられるように、基礎を固めていきます。ポップスをご希望の方は、音域に無理のない曲を使用しながら言葉のさばき方や、リズムの取り方なども勉強していきます。
その後、上記の練習曲を生かして、こちらからご提案した課題曲やご希望の曲を勉強していきます。


以上のように、初心者の方にはゆっくり発声の基礎を、経験者の方にはその基礎をさらに確実にするためのレッスンを行っていきます。
私自身、初心者、経験者の方、プロの方であっても、いつも必ず基礎に立ち返る必要があると考えています。

他の楽器と異なり、声は一生取り換えのきかない楽器です。楽しく基礎を身につけながら、ご自身のお声を大事にして頂きたいと思っています。


声楽/ボイストレーニングのクラスでは、イタリア歌曲や日本歌曲等のクラシックだけでなく、ポップスやミュージカル、その他声のお悩み相談など、ジャンルは問いません。是非お気軽にいらしてくださいませ。


下倉結衣
(センター南教室・声楽/ボイストレーニングクラス担当)

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