ピアノの仕組みーピアノは打楽器?弦楽器?

初めまして。2021年4月から木山音楽教室にてピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラスの講師を勤めさせていただくことになりました、石田真亜沙と申します。宜しくお願い致します。

突然ですが、皆さんはピアノという楽器についてどんな事をご存知でしょうか?

楽器の中でも特に親しみ深いピアノですが、どのような仕組みで音が鳴っているのか、そしてその歴史について、そういえば詳しく知らなかった…という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回から何回かに分けて、ピアノという楽器について書いていきたいと思います。

まず第一回目の今日は、ピアノの仕組みとその分類についてお話しします。

まずピアノの仕組みについてお話しする前に、楽器の分類について書きたいと思います。

楽器には主に、弦楽器、管楽器、打楽器の3種類があり、音の鳴らし方で分類されています。

まず、弦楽器(げんがっき)とは、弦という糸状でピンと張られているものに、何かの刺激を与えることで音を鳴らす楽器のことで、ヴァイオリン、琴などが取り上げられます。

そして管楽器(かんがっき)とは、管という筒のような形状のものに吹き込まれた空気を振動させることで音を鳴らす楽器のことです。吹奏楽部に使われる主な楽器はこの管楽器です。

そしてこの管楽器はさらに、
唇を振動させて鳴らす金管楽器(きんかんがっき)…トランペットやトロンボーンなど…と、
唇を振動させない木管楽器(もっかんがっき)…フルートやオーボエ、リコーダーなど…
との2つに分かれます。

最後に打楽器(だがっき)とは、打つ、こする、振るなどして音を鳴らす楽器で、太鼓、カスタネット、タンバリンなどがあります。

そして実はピアノもこの打楽器に含まれています。

では、なぜピアノは打楽器に含まれるのでしょうか?


ピアノの中身を見ながら説明します。

この画像はピアノのアクション図と呼ばれる、ピアノの鍵盤をたたいた時にどのような仕組みで弦がたたかれ、音が鳴るのかという構造を横から見た時の模型です。
出典 : 西洋音楽史再入門 4つの視点で読み解く音楽と社会 村田千尋

まず、ピアノの音を鳴らす部分は、


鍵盤、ハンマー、ダンパー、弦


の4つの基本構造から成り立ちます。

鍵盤をたたくと、そのアクションにより、振り子のように鍵盤が上がって、ピアノの中にあるダンパーとハンマーへ伝達し、ダンパーが上がり、ハンマーがピアノの中の弦をたたくことによって音を鳴らす、という仕組みです。

ハンマーが弦をたたくことによって音がなるという仕組み、これが、ピアノが打楽器に分類されている理由なのです。

ここで少し疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

先程、私は弦に何かの刺激を与えることによって音を鳴らす楽器を弦楽器というという話をしました。

弦を使っているということは、ピアノは弦楽器には含まれないのか。

実は、弦を打って鳴らす楽器という点から、ピアノは弦打楽器と呼ばれることもあります。

ピアノが弦楽器という言葉だけに区分できないのは、弦に直接の刺激は与えていないからです。人間の動作で鍵盤をたたいて、その衝撃でハンマーを押し上げて弦を響かせるという仕組みの為、弦楽器とは区別されます。

さて、ここまでピアノの音の鳴る仕組みと、その分類についてお話ししたところで、次回はピアノの鍵盤に着目してお話していこうと思います。


石田真亜沙
(センター南教室・ピアノ/絶対音感/ソルフェージュクラス担当)

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