受験勉強とピアノ…レッスン経験が糧になる!

前回のブログで、ピアノのレッスンを続けながら中学校受験をしたと書きました…🖋

結果として私の場合は、2つを両立したことでむしろ得るものの大きい受験期間を過ごせたのですが、今日は、その頃実際に勉強とピアノの練習に共通する部分があると実感した出来事を書いてみます。

ある時私は、自分以外は男の子しかいないクラスにぽんと入れられてしまうことになりました…😭

それまで仲良しの女の子達と和気藹々とやっていたのが、闘争心に燃えた🔥男子の世界に放り込まれて、休み時間もぽつんと1人…かなり心細かったです…。

塾では算数の宿題として、計算と短い文章題を合わせた10問のドリルを毎日とき、タイムを記録することになっていました。といっても提出は週に一回。提出日は授業の最初にまず計算テストがあり、順位はクラス全員の前で発表されます。

ドリルは毎日やる事とされていましたが、当初私は怠けて提出日の前にまとめてやることがほとんど…😅 10問解くのに10分弱かかっていましたし、ミスも多い。

それが新しいクラスになってみると、その男の子達に計算テストで負けてしまうのです😢

そしてちょっと馬鹿にされる😭

ただでさえ心細いのに居心地が悪い!!

これは何とかしないといけない!

そこで何をしたか。

別に猛勉強したわけではなく…ただ、ドリルをきちんと毎日やるようにしました(もともとそういう宿題なのですが😅)

すると、1週間で解いているページ数は同じなのに、まとめて片付けていた時に比べて正解率もタイムもみるみる上がってくるのです。

簡単な話で、毎日やっていると解き方の決まり事に慣れて、問題をパッと見てこれはあの解き方、と分かるので、あとは数字を入れ替えるだけ。最終的にタイムは5分をきり、計算テストでも常に満点取れるようになりました。👍

毎日の勉強のやる気も変わりました。

まとめてやるとなると本当に気が重かったのですが、毎日5分で良いなら取り組むのも気が楽ですよね。5分でドリルをさっと解いて、ウォーミングアップ。頭も冴えて気持ち良く他の宿題に入れます。

授業の最初のテストで1番を取れるようになると、それまで私なんか相手にもしていなかった男の子達が、一目置いてくれるようになりました。

結局算数の総合力では彼らにはなかなか及びませんでしたが、私自身の成績は少し上がりましたし、それでクラスでの立ち位置は確保し、居心地はかなり良くなりました…男の子達vs私1人で小競り合いばかりしていましたが😂

…つまり、同じ量の勉強でも毎日コツコツと、という教訓なのですが、この時私は、そうか、計算ドリルは、ピアノのハノンやツェルニー なんだな、と思ったのです。

ピアニストなら誰でも通る道にハノンとツェルニーという教本がありますが、これらはテクニックの基本を集めたものです。

これらをマスターするのは長い道のりで根気がいるのですが、これらに出てくる音型、和声は、音を変えて、調を変えて、全ての曲に登場します。根気がいる反面、きちんと取り組めば素晴らしく効率の良い教本で、これはまさに計算ドリル!

ですから書いてある指番号を正確に、繰り返しさらい、叩き込んでおくと、あとは曲の中で調が変わっても多少音型が変化しても、あ、あれね、と難なく弾けるのです。計算式の数字を入れ替えるように。

そしてピアノの練習も、レッスン前にまとめてやるのではなく、毎日コツコツと! 

弾けないとレッスンに行きたくなくなりますよね…私が新しいクラスで憂鬱だったように。でも毎日コツコツ練習して自信があると、レッスンで練習の成果を披露するのが、楽しみになりませんか?

基本の教本も、初めはさらうのに時間がかかっても、毎日練習しているとタイムが上がっていくのです。さらっと弾けるようになると、練習の最初のウォーミングアップもそんなに億劫には感じません。

私はピアノを毎日練習する、という習慣と、小さな事の積み重ねを繰り返す事で曲が形になっていく経験がありました。

その経験が、勉強においても気付きに繋がり、とても役に立ったと思っています。

そして何より!その道のプロの先生の言う事はとりあえずちゃんとやった方が良い!!!(笑)

私もそもそも、最初から先生に言われた通り、計算ドリルを毎日真面目にやっていれば良かったんですよね!!😂

(ちなみにピアノも同じです…💦 先生に言われたことはまずそのまま試してみて下さいね!)

ピアノのレッスンを通じた経験は必ず人生をより深く、豊かにしてくれると思っています😊

木山舞子

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